平成30年度より幼稚園教育要領が改訂・施行されました。
その中で,新たに「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が
10項目(以下【10の姿】)表記されています。
本園では,保育において,従来のまま,ねらい・内容に,
教育要領の5領域が総合的に育まれることを願い,
子どもの実態・教育課程を基にたて,環境の構成や援助を行うことで,
主体的に活動する子どもの姿の中に【10の姿】の芽が
総合的に育くまれていくと考えています。
そこで今年度,5歳児のにこにこフォトでは,
子どもの姿の中に育んでいると思われる
【10の姿】を【 】で表記したいと思います。
但し,子どもの姿に表記した【10の姿】は,
保育者の見取りにおいて,育んでいるのではないかと思われるものです。
好きな遊び~大型積み木を使って~
5歳児が使う積み木は,一人で持つには少し重かったり,
大きかったりします。
そこには『自分たちで』という願いが,込められています。
大型積み木という遊具が子ども同士をつないでいます。
―積み木を出したばかりの時期(4月)―
「基地をつくろう」「ここに三角乗せるね」【言葉の伝え合い】【表現】【数量・図形】
と気の合う友だちと積み木を運んでは
同じようなイメージ(基地をつくりたい)の中で,
思い思いの場所に積み木を運んでは置いていきます。【自立心】
ガタン!「わぁ,びっくりした。ここは倒れるから,こっちに置こう」
「そうだね」と少しドキッとする体験を通してどんな向きに置いたり,
どのように(どこまで)積んだりしたら安全に
自分たちのイメージを形に出来るか考えながら遊ぶ姿が
見られるようになっているようです。【道徳性・規範意識の芽生え】【思考力】
「迷路にしよう」「長くなってきたね」
「こっちにつなげていくね」「いいよ」【言葉の伝え合い】【思考力】【協同性】
それぞれの子どもたちの思いが交錯しながら
見立ても形も変化していきます。【表現】【自立心】【数量・図形】
―大型積み木の特徴もわかり,扱い方も慣れて来たようです。―
「ここに基地をつくろう」「いいね。大きな基地にしよう」
「こっちに運んでつなげて」「わかった」【言葉の伝え合い】【協同性】
同じ形状の積み木を選んで運んでいます【数量・図形】
気の合う友だちと「私たちの家をつくろう」
「こっちは私の部屋ね」と積み木の向きを変えたり,
「○ちゃんこの積み木そっちに置いてね」と
対称的に積み木を置いたりしています。【思考力】【数量・図形】【言葉の伝え合い】【協同性】
出来上がると,おうちごっこでなりたい役になり気って
やりとりして遊ぶ姿が見られます【表現】【言葉の伝え合い】
―新たに関心をもった友だちも加わり
思いを合わせてつくろうとしています 5月―
「ねぇ,ここにあがれるように階段つくろう」
「この形の積み木を重ねていって」「1つずつ増やしていくんだよ」などと,
友だち同士で声をかけ合って,同じ形状の積み木を
いつずつ増やして階段をつくっています。
つくっては試し,
またつくり足す姿が見られます。【思考力】【協同性】【言葉の伝え合い】
「ここの壁うまく立つかな」「そっち合わせて」
「見て,ここは滑り台になるんだよ」と三角の斜面を
うまくつかって傾斜をつくり滑って見せる子どもたち。
どうやらつくりたかったことが完成したようです。【自立】
これからも,大型積み木を通してつながる子どもたちが楽しみです。