2021年12月21日火曜日

5歳児 動物づくり①


つくりたい動物を選び,
ゆり・きく半々の人数になるように
グループを構成しました。

まずはグループみんなで集まって,
動物たちとどのように遊びたいか,
どのくらいの大きさにするか,
どんな素材を使うかなどを相談しました。

「餌をあげられて,抱っこもできるといいな」
「首を滑られるようにしたいから、巧技台を使うのはどう?」
「ふわふわにしたいから,毛糸をつけようよ」などと,
たくさんのアイデアを出し合っていました。

いよいよ動物づくり。

まずは,段ボールを大・中・小の大きさに分け,
その中からイメージした大きさや形に合うものを選んで,
組み合わせていきました。


足を4本つけたいライオングループ。

それぞれが持ってきた段ボールの上に,
体になる大きめの段ボールを乗せると傾いてしまいました。

「これじゃあ,体がくっつかないね」「どうしたら良いかな……」
「同じ高さの段ボールにするのはどう?」「それいいね!」
もう一度段ボールを選びに行きました。

今度は横に並べて,高さが合っているか確かめます。

「この4つだと良さそう!」体を乗せてみると,しっかりと立ちました。

「一気にライオンっぽくなった!!」と,とても嬉しそうでした。



園庭の木から下がったターザンロープを鼻に見立て,
その前に体の絵を描いた段ボールを置きたいゾウグループ。

大きくて平たい段ボールを実際に木の前に置いてみました。

「もう少し大きい方が,ゾウっぽい」
「(手を広げて示しながら)ここまでくらいが良くない?」
「いいねいいね」と子どもたち。

教師が「あとどのくらいの大きさの段ボールがいる?」と尋ねると,
「今の段ボール,もう一個分くらい」となりました。

ホールに戻って段ボールを重ね,同じ大きさのものを探します。

「うーーん,これだと小さい」「これはどう?」
「これは大きすぎるな」……

何度も重ねて,
やっと同じくらいの大きさの段ボールを見つけました。

「これ,ぴったり!」
「やっと見つけた」と喜ぶ子どもたちでした。


組み合わせたあとは,ガムテープで留めました。


自分たちのイメージする大きさや形になるように,
様々な大きさの段ボールで繰り返し試したり,
思いが分かれるとみんなのイメージを共通化するために
相談したりしながら,段ボールを選ぶ姿が印象的でした。