自分たちが遊んで楽しかったから,年少さん年中さんにも,
ゆりきくサファリで楽しんでほしいという気持ちになった子どもたち。
どのように知らせるか話し合いました。
「お手紙をかくのはどう?」
「動物のいる場所が分かるように,地図を描くのがいいんじゃない?」
「字が読めないお友だちもいるから,絵も描いてあげると良いかも」
などと,アイデアを出し合い,
手紙とゆりきくサファリのマップをかいて,
届けに行くことになりました。
手紙係,マップ係に分かれて用意しました。
それぞれのクラスにお知らせに行くと,
「楽しみにしてるよ」と言ってくれました。
自分たちよりも小さい年少さん・年中さんが
楽しめるためにはどうしたら良いか,
グループで相談しました。
積み木でつくった階段の段数を増やしたり,
持つところに手形を貼ったりするなど,
年下のお友だちのことを思って工夫する姿が見られました。
みんなでお揃いの黄緑Tシャツを着て,準備万端。
お客さんたちの方を向き,
大きな声で「ゆりきくサファリ,オープンです!!」と,言いました。
「ここをくぐって,キリンの首を滑ってね」
「シカの背中,ふわふわでしょ」
「まだこの動物行ってないから,行ってみて。楽しいよ」
「お口の中に餌を入れてあげてね」
「出発します。最初はえさ駅です」
「もぐもぐもぐ。おいしいって言っているよ」
「来てくれたから,スタンプを押すね」
「これが餌だよ。スプーンであげてね」
「リスざるの赤ちゃんです。そっと抱っこしてね」
「カンガルーのポケット,あったかいでしょ」
「ゆっくりでいいよ。こけないように登ってね」
このように,ばら・ももさん,うめ・ふじさんに優しく寄り添い,
遊び方を教えたり楽しい気持ちに共感したりしていました。
みんなが帰ったあと,どうだったか聞いてみると
「何回も来てくれて嬉しかった」
「楽しそうに遊んでくれた」
「スタンプがたくさんついてる子がいた!」と,
満足げに答えてくれました。
幼稚園の一番上のお兄さん,お姉さんらしい姿が
たくさん見られたゆりきくサファリでした。