―輪投げ屋さん―
「先生,輪投げをつくったよ」と見せに来たA児と遊んでいると,
B児が「年少さん呼んできた」とたくさん連れてきた。
「Aちゃん,年少さんにも遊び方教えてあげたら」と伝えると,
傍で見ていたC児も加わり,輪投げやさんが始まった。
投げた輪が思うように入らず,ついつい直接入れる年少さんに
「難しいから,年少さんはそのまま入れてもいいことにしよう」と
様子に合わせて遊び方を変える子どもたち。
年少さんにも大盛況の輪投げ屋さんでした。
【思考力の芽生え】【数量・図形】【言葉の伝え合い】
―お風呂づくり―
段ボールを丁寧につないでいる友だち寄って行く「何してるの」と友だち。
一緒に繋いでいくうちに「ここに上靴を置こうよ」
「こっちにお風呂つくろうか」などと,お風呂屋さんづくりが始まりました。
【言葉の伝え合い】【協同性】【思考力の芽生え】【数量・図形】
―ソファーづくり―
その近くでは,「この段ボールでソファーをつくろうと思うけど,
座るところがぺこぺこだからここ硬くしたいの」と考え込むD児。
教師も「何がいいかな・・・」と一緒に考えながら
近くを通ったE児に声をかけ,相談した。
「あの箱がちょうどいいんじゃない」と素材置き場から
一回り小さく頑丈な段ボール箱を見付けてきました。
その段ボールを中に入れ座り,心地を確かめたD児は満足そうに
「ちょうどいい」と笑顔で言い「こうしたら,眠ることもできる」と
幅が合いそうな段ボールを探しつなげていきました。【思考力の芽生え】【数量・図形】
「いいな。僕も座りたいな」と言う友だちの声に
「座っていいよ」と言うD児の言葉を聞いた友だちが集まってきて
次々に座っては「うん。ちょうどいい」と座り心地に満足そうです。
【言葉の伝え合い】
近くでお風呂屋さんをしていた友だちの近くまで伸びたソファーに
お風呂屋さんからでた友だちがくつろぎ出し,
その近くではコインランドリーもできていて
「お風呂に入っている間に上靴と脱いだ靴下は洗濯しておきます」と
すてきなサービスもできていました。
近くの場で遊んでいた子ども同士がいつの間にか
つながり集団のごっこ遊びへと発展していきました。【協同性】【表現力】