ある日、年中クラスの保育室前に黒い帽子が落ちていました。
持ち主を捜しますが、誰も心当たりがありません。
先のとがった黒い帽子だったので、
子どもたちは「魔女の帽子だ」と言ってかぶって遊んでいました。
数日後,登園するとうめ組もふじ組も保育室の中が散らかっています。


「大変なことが起こりました。朝来たらお部屋が散らかっていました。」
年中児の子どもたちみんなで集まって、
なぜ散らかっていたのか考えました。
「魔女が帽子を探しにきたんじゃない?」
「返してあげようよ」
「どうやって?」
「高い木の上に置いてたらわかるかなあ」

ということで、高い木に帽子をかけておきました。
すると、次の日、帽子はなく、その代わりに手紙がありました。

雨に濡れて見えないところに何て書いてあるんだろうとみんなで考えました。
「プレゼントをあげますじゃないかな」
「パーティに来てくださいじゃない」
期待に胸を膨らませていた子どもたちのもとに、
数日後また手紙が届きました。

運動会では、帽子を落とした魔女と見付けた子どもたちのお話を表現します。
そして、魔女からプレゼントされた曲に合わせて踊ります。
お楽しみに!